決算概況・2012年3月期
第3四半期決算概況
詳細は「2012年3月期 第3四半期決算短信」をご覧ください。
(2011年12月31日現在)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 | |||||
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百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | 百万円 | (%) | |
2012年3月期第3四半期 | 43,061 | (△39.7) | 22 | (△99.8) | 106 | (△99.1) | 1,132 | (△82.5) |
2011年3月期第3四半期 | 71,433 | (191.3) | 10,699 | (682.1) | 11,483 | (952.7) | 6,471 | ― |
(百万円) | 2011年3月期 (2011年3月31日) |
2012年3月期第3四半期 (2011年12月31日) |
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資産の部 | ||
流動資産合計 | 51,051 | 30,955 |
固定資産合計 | 27,920 | 30,917 |
資産合計 | 78,971 | 61,872 |
負債の部 | ||
流動負債合計 | 27,587 | 11,315 |
固定負債合計 | 4,362 | 4,148 |
負債合計 | 31,949 | 15,464 |
純資産の部 | ||
純資産合計 | 47,021 | 46,408 |
負債純資産合計 | 78,971 | 61,872 |
(百万円) | 2011年3月期第3四半期 | 2012年3月期第3四半期 |
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営業活動によるキャッシュ・フロー | 9,666 | 3,690 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △3,339 | △3,111 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △3,702 | △2,395 |
現金及び現金同等物に係る換算差額 | △8 | △4 |
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 2,615 | △1,821 |
現金及び現金同等物の期首残高 | 15,906 | 15,632 |
現金及び現金同等物の期末(四半期末)残高 | 18,521 | 13,810 |
(百万円) | PS | モバイル | スポーツエンタテインメント | その他 | 調整額 | 連結 | |
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2012年3月期第3四半期 | 売上高 | 38,023 | 1,564 | 1,478 | 2,957 | △962 | 43,061 |
営業利益 | 229 | 41 | △35 | △183 | △30 | 22 | |
2011年3月期第3四半期 | 売上高 | 64,409 | 1,547 | 1,644 | 4,192 | △360 | 71,433 |
営業利益 | 10,507 | 287 | △219 | 177 | △53 | 10,699 | |
増減 | 売上高 | △26,386 | △17 | △166 | △1,235 | △602 | △28,372 |
営業利益 | △10,278 | △246 | 184 | △360 | 23 | △10,677 |
売上高は43,061百万円(前年同期比39.7%減)、営業利益22百万円(同99.8%減)、経常利益106百万円(同99.1%減)となりました。四半期純利益については、子会社の解散・清算に伴い第2四半期に繰延税金資産を計上したため法人税等が減少し、1,132百万円(同82.5%減)となりました。
業績の主因は以下の通りです。
当期は、東日本大震災の影響によりパチンコ・パチスロ遊技機ともに下半期重視の販売スケジュールを計画していました。しかし、懸念されていたサプライチェーン(部品供給網)が当初見通しより早い時期に回復したことを受け、当第3四半期(10月-12月)は遊技機メーカー各社からの有力タイトル投入が相次ぎました。こうした状況のもと当社では、流通という立場から持続的な集客効果へ寄与する新機種の提供時期を考慮し、第4四半期(1月-3月)に複数の大型タイトルを集中的に投入することとしました。この結果、当第3四半期連結累計期間は、パチンコ遊技機1機種、パチスロ遊技機4機種の販売となりました。
当期のパチンコ・パチスロ市場を取り巻く環境は、パチンコホールでは東日本大震災に伴う電力不足の影響を受け、自主的な営業時間の短縮や輪番休業による節電を夏季に至るまで実施するなど、一時的に厳しい状況となりました。一方で、震災を契機にパチンコホールが持つ地域コミュニティ機能が再評価され、さらにパチスロ市場の力強い回復などもあって、全体では大きな影響を受けることなく推移しました。
また、遊技機メーカー各社では、半導体などの電子部品メーカーが被災し、復旧の目処が夏以降と伝えられたことから、下半期重視に販売スケジュールを変更しました。このため上半期までの遊技機販売は、震災前に部品を調達した機種が中心となり、市場全体の販売台数は例年に比べて低迷しました。ところが、サプライチェーンが当初見通しより早い時期に復旧したことから、当第3四半期は遊技機メーカー各社から有力タイトルが相次いで投入され各々が大きなヒットとなるなど、パチンコホールの新台入替が活況しました。なお、タイの洪水災害による部品不足の影響が一部ありましたが、市場全体では大きな混乱はみられませんでした。
こうした状況のもと当社では、流通という立場からパチンコホールの持続的な集客に寄与する提供時期を考慮して、大型タイトルを第3四半期から第4四半期に変更しました。
既に、第4四半期の大型タイトル第1弾として年初から投入しているパチンコ・ヱヴァンゲリヲンシリーズ最新作「CR ヱヴァンゲリヲン7」においては、良好な稼動が高く評価され追加受注を得るなど、マーケットの支持を広げています。
また、拡大基調を堅持するパチスロ市場の動きにあわせ、大型タイトル第2弾としてパチスロ最新作「ヱヴァンゲリヲン~生命の鼓動~」を投入するとともに、大型タイトル第3弾としてメジャーIPを活用したパチスロ遊技機の投入を予定しています。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のPS・フィールドの売上高は38,023百万円(前年同期比41.0%減)、営業利益は229百万円(同97.8%減)となりました。
国内のインターネット利用環境は、通信速度の高速化や通信アクセス網の整備を背景に、モバイル、PCともに発展を続けています。特にモバイルでは、スマートフォンやタブレット型端末の普及が本格化し、ゲーム、電子書籍といったエンタテインメント系コンテンツに一層の需要の高まりがみられます。
こうした市場環境のなか、当社は有料会員数の拡大を目指し、強みであるパチンコ・パチスロ関連コンテンツを活用したモバイルを含むオンラインサービスの拡充に加え、その他領域でも保有コンテンツを活かした新サービスの拡充に努めています。
(株)フューチャースコープおよびアイピー・ブロス(株)は、オンラインサービス分野において、パチンコ・パチスロ関連コンテンツを活用した既存提供サービスの見直しを進める一方、スマートフォン対応や新コンテンツの拡充を行うとともに、サービス品質の向上を図る投資を進めました。
今後も、成長が著しいソーシャルメディアやスマートフォン、Webメディアなどを活用したサービス提供を加速するため、経営資源を集中しオンラインサービス分野の収益性を高めていきます。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のモバイル・フィールドの売上高は1,564百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は41百万円(同85.6%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間は、引き続きスポーツ関連事業の経営改善を実施しました。
スポーツ分野のジャパン・スポーツ・マーケティング(株)は、平成23年8月23日付ニュースリリース「当社と子会社間での簡易吸収分割、及び子会社の特別清算に関するお知らせ」の通り、抜本的な事業再編を実施しており、当第3四半期では同社の特別清算(平成24年3月予定)に向けた諸手続きを進めました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のスポーツエンタテインメント・フィールドの売上高は1,478百万円(前年同期比10.1%減)、営業損失は35百万円(前年同期は営業損失219百万円)となりました。
映像関連の(株)円谷プロダクションでは、ウルトラマンシリーズなど保有IPの再活性化だけでなく、新しいIPの開発などを通じて収益性を高め、ブランド価値の向上を図るための諸施策を推進しています。平成24年3月24日全国ロードショーのウルトラマンシリーズ最新映画「ウルトラマンサーガ」では、話題性の高いキャストの採用や迫力あふれる3D映像化を実現するなど、IPの活性化を図るべく新たな視点で企画・製作しています。
(株)デジタル・フロンティアは、映画やゲームをはじめ、パチンコ・パチスロ遊技機向けコンピュータ・グラフィックス(CG)制作など、各分野での映像制作事業を拡大しました。同社は、映画やゲームなどの長編CG制作の依頼増加に応える制作ラインの拡充が課題であるため、国内のみならず海外で制作ライン確保を行うべく、台湾での子会社設立やマレーシアのCG制作企業を子会社化するなど、体制強化を積極的に推進しています。
ルーセント・ピクチャーズエンタテインメント(株)は、設立時より大型プロジェクトとして企画・プロデュースしている平成24年2月4日全国ロードショーの劇場アニメーション「ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵」について、多様なメディアとのタイアップ企画を推進しました。
コンテンツ開発関連では、(株)小学館クリエイティブとの共同出資で設立した出版社(株)ヒーローズがコミック「月刊ヒーローズ」を平成23年11月1日に創刊し、続く2号、3号の発行も順調で、IPの創出に向け好調なスタートを切ることができました。今後、同誌のコンテンツ充実を図るとともに、パチンコ・パチスロ関連を含めた多様な分野でのクロスメディア展開を積極的に推進し、優良IPの開発・創造に必要な基盤強化に注力していきます。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のその他・フィールドの売上高は2,957百万円(前年同期比29.4%減)、営業損失は183百万円(前年同期は営業利益177百万円)となりました。
(注) 各セグメントの売上高には、内部売上高または振替高を含んでいます。
当期は、前述の通り、第4四半期にパチンコ・パチスロ遊技機の大型タイトル販売を予定しています。
通期連結業績見通しについては、平成23年5月12日発表の「平成23年3月期 決算短信」の通り変更ありません。