財務・業績情報

売上高は7,459百万円（前年同期比29.8％増）、営業損失2,509百万円（前年同期は営業損失3,829百万円）、経常損失2,254百万円（同 経常損失3,759百万円）、四半期純損失1,502百万円（同 四半期純損失2,290百万円）となりました。

業績変動の主因は、下記の通りです。
遊技機販売において、パチンコが約38,000台（前年同期比 約26,000台増）、パチスロが約5,000台（前年同期も同台数）となり、総販売台数が前年同期と比較して増加しました。当第1四半期は、前年同期と同様パチンコ1機種『ぱちんこ新鬼武者』のみの計上となりましたが、同機種の販売が堅調に推移しました。
他の事業も含め、業績の推移としては概ね計画通りの進捗となりました。

当第1四半期の主なIP（知的財産）の育成・事業化の取り組みは、下記の通りです。
当社グループは、中長期的な成長戦略として、キャラクターをはじめとするIPを主軸に置いて、取得・保有・創出したIPの価値を最大化することで持続的な成長を目指しています。これまで培ったIP開発における幅広い知見やノウハウ、クリエイティブやビジネスパートナーとのネットワークを最大限に活用し、パートナーシップに基づくIPの育成・事業化を進めています。
IPのクロスメディア展開の起点となるキャラクターやストーリーの創出では、コミックを軸に取り組んでいます。『月刊ヒーローズ』において、当第1四半期に『セーラーゾンビ』など5作品を新たに掲載し、9作品の単行本を発刊しました。
創出したIPのクロスメディア展開に向けては、映像化を中核とした取り組みに重点を置いています。『月刊ヒーローズ』から生み出された作品のうち、『ULTRAMAN（ウルトラマン）』など5作品について、アニメや映画などの企画が進行するなど、映像化の取り組みを加速させています。なかでも、漫画作品『GTO』で知られる藤沢とおる氏原作、秋重学氏作画の『ソウルリヴァイヴァー』は、米国ハリウッドの映画製作会社ベッドフォード・フォールズ・カンパニーと共同で、海外展開を視野に入れた脚本開発がスタートしました。
一方で、テレビや映画などの映像を起点とした展開も着実に推進しています。『ウルトラマン』シリーズでは、前期にスタートした新テレビシリーズを継続させ、平成26年7月より『ウルトラマンギンガS』の放送を開始、その他のさまざまな(株)円谷プロダクションのIPと合わせ、クロスメディアで展開しています。

現在、IPの収益化を担うマーチャンダイジングの分野では、ソーシャル・ゲームにおいては、リリースタイトル数を絞り、収益改善に取り組んでいます。平成26年5月にリリースした『AKB48 ついに公式音ゲーでました。』は、開始から2か月で100万ダウンロードと好調なスタートを切りました。各種グッズの展開においては、早期収益化を目指し、米国を中心に人気のキャラクター『アグリドール』などの商品化権を新たに取得し、有力企業と協働で多様な商品展開に努めています。遊技機販売においては、平成26年7月に『パチスロ戦国BASARA3』の販売を開始し、好調に推移しています。今後も順次、IPを主軸にした商品を発表していく予定です。

（注）商品名は各社の商標または登録商標です。

1. 営業活動によるキャッシュ・フロー
   営業活動の結果使用した資金は、8,932百万円（前年同期は9,351百万円の支出）となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失2,264百万円、仕入債務の減少25,925百万円、売上債権の減少23,511百万円、法人税等の支払1,922百万円等によるものです。
2. 投資活動によるキャッシュ・フロー
   投資活動の結果使用した資金は、544百万円（前年同期は1,093百万円の支出）となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出462百万円、有形固定資産の取得による支出253百万円、貸付金の回収による収入557百万円等によるものです。
3. 財務活動によるキャッシュ・フロー
   財務活動の結果使用した資金は、1,172百万円（前年同期は1,245百万円の支出）となりました。これは主に配当金の支払798百万円、短期借入金の返済による支出329百万円等によるものです。

通期連結業績予想は、平成26年5月7日発表の「業績予想に関するお知らせ」の通り、公表した内容に変更はありません。