決算概況・2016年3月期 決算概況
詳細は「2016年3月期 決算短信」をご覧ください。
(2016年3月31日現在)
(百万円) | 2015年3月期 | 2016年3月期 | 増減率 (%) |
---|---|---|---|
売上高 | 99,554 | 94,476 | △5.1 |
営業利益 | 4,760 | 1,411 | △70.4 |
経常利益 | 5,491 | 1,380 | △74.9 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,018 | 118 | △96.1 |
(百万円) | 2015年3月期 (2015年3月31日) |
2016年3月期 (2016年3月31日) |
増減額 |
---|---|---|---|
資産の部 | |||
流動資産合計 | 71,014 | 52,934 | △18,079 |
固定資産合計 | 39,302 | 39,543 | 240 |
資産合計 | 110,316 | 92,478 | △17,838 |
負債の部 | |||
流動負債合計 | 45,773 | 29,809 | △15,963 |
固定負債合計 | 4,296 | 4,376 | 79 |
負債合計 | 50,070 | 34,186 | △15,884 |
純資産の部 | |||
純資産合計 | 60,246 | 58,291 | △1,954 |
負債純資産合計 | 110,316 | 92,478 | △17,838 |
(百万円) | 2015年3月期 | 2016年3月期 | 増減額 |
---|---|---|---|
営業活動によるキャッシュ・フロー | △9,086 | 13,353 | 22,439 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △6,297 | △2,191 | 4,106 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | 1,624 | 5,214 | 3,590 |
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | △13,760 | 16,377 | 30,137 |
現金及び現金同等物の期首残高 | 29,583 | 15,823 | △13,760 |
現金及び現金同等物の期末(四半期末)残高 | 15,823 | 32,200 | 16,377 |
当期の連結業績は、売上高は94,476百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益1,411百万円(同70.4%減)、経常利益1,380百万円(同74.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益118百万円(同96.1%減)となりました。
当社グループは、「すべての人に最高の余暇を」という企業理念を掲げています。この実現に向けて世の中の人々の心を豊かにする商品やサービスの企画、開発、提供に努め、持続的成長を目指しています。
中長期的な成長戦略としては、エンタテインメントの根幹となるキャラクターやストーリーなどのIP(知的財産)をコミック、映像、ゲーム、さらにはパチンコ・パチスロに至るクロスメディアで展開する循環型ビジネスを推進しています。
当期においては、『月刊ヒーローズ』を中心としたIPの創出に引き続き取り組むとともに、事業パートナーと協働して様々なIPの映像化やメディアへの展開を推進しました。さらに、将来の海外を含めたクロスメディア展開に向けて、今後注力するIPの絞り込みを進めました。
同様に、当社の主要事業であるパチンコ・パチスロにおいては、提携メーカー各社と協働でIPを活用したエンタテインメント性の高い遊技機の企画開発を進めるとともに、その拡販に努めました。
主要な事業活動については、以下の通りです。
コミックでは、4作品の新規連載を『月刊ヒーローズ』で開始しました。また、同誌で創出したIPの映像化プロジェクトや、ゲーム、パチンコ・パチスロへの展開を進めました。加えて、グローバル展開の一環として、中国での電子コミックの配信を開始しました。
映像/ライブメディアでは、ウルトラマンシリーズの最新作として『ウルトラマンX』を放送しました。併せて、『ウルトラマンオーブ』の放送開始に向け、放送枠をキッズの接触機会の多い枠へ変更するなど各種取り組みを推進しました。また、国内やアジアの各地域において、番組販売はもとより、ライブや広告/商品展開が活性化しました。アニメーションにおいては、テレビやWEB配信などを通じて4作品を展開し、IPの認知度向上を図るとともに、マーチャンダイジング展開を進めました。
インタラクティブメディアでは、ソーシャル・ゲームにおいて前期からの継続タイトルに加え、『タワーオブプリンセス』など3タイトルを新たに配信しました。認知度向上に向けた積極的な広告展開やサービス品質向上に向けた改修などに取り組みました。
コンシューマプロダクツでは、IPビジネスの領域拡大を目的として、IPを活用したコンセプトショップの運営や、コンセプチュアルブランド『A MAN of ULTRA』を立ち上げました。
パチンコ・パチスロでは、7ブランド17機種の販売を行いました。当期の遊技機販売市場は、新基準への移行などの影響からヒットが生まれにくい状況となり、市場全体の販売台数も前年同期を下回り推移しました。こうした中、当社においてはパチンコ・パチスロともに拡販に努め、パチスロ機の販売台数は126千台(前年同期比29千台増)となりましたが、パチンコ機の販売台数は162千台(同140千台減)となり、総販売台数は289千台(同110千台減)となりました。
(注)商品名は各社の商標または登録商標です。
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ16,377百万円増加し、32,200百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。
次期の見通しにつきましては、下表のとおりです。
(百万円) | 2017年3月期見通し | 2016年3月期実績 | 対前期増減率 (%) |
---|---|---|---|
売上高 | 115,000 | 94,476 | +21.7 |
営業利益 | 2,000 | 1,411 | +41.7 |
経常利益 | 2,000 | 1,380 | +44.9 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,000 | 118 | +742.7 |
パチンコ・パチスロにおいては、引き続き、IPを活用したゲーム性・エンタテインメント性の高い商品群を順次販売し、業界全体の活性化に寄与してまいります。また、従来の事業を成長・発展させるべく、IPを軸に企画開発、製造、販売を一貫して行う体制のもと、商品力の強化、流通商社としてのサービス拡充、ファンの拡大に向けた諸施策を進めることで、利益構造の転換も目指してまいります。
併せて、クロスメディアにおいては、メジャー化が見込めるIPに投資を集中すると同時に、国内外のパートナーと協力してメジャーIPのグローバル展開を加速させてまいります。
(注)当社では年次での業績管理を行っているため、通期のみの開示としています。