2010年8月5日(木)10:00より、フィールズ本社(東京都渋谷区)にて、2011年3月期 第1四半期決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での質疑応答(要旨)についてご案内いたします。
2010年8月5日
A1:当然、中計の営業利益目標は意識している。社内体制の整備をすすめ、将来のフリー・キャッシュ・フロー獲得に注力したい。また、現在は市場の活性化につながるような商品を創れるよう、企画・開発力を高めることを最優先に考えている。短期的な計画数字の達成を目指すだけではなく、将来的に200億円以上の営業利益を出せる企業になるよう、商品力を高めることに注力したい。
A2:携帯・スマートフォン等のモバイルコンテンツ分野の成長に向けた取り組みは、自社グループとM&A・提携の両面から進めていく。事業の成長のスピードをあげるために、財政状態や投資・リターンのバランスを考慮したM&Aも視野に入れている。逆に、時間をかけて取り組むことができることは、パートナー企業との連携も含め当社グループでの開発を中心に進めていく。現在、社内で議論を進めており、フィールズの特徴であるコンテンツとゲーム性の融合という点をキーにしながら、投資を進めていきたいと考えている。
A3:CRヱヴァ6は、前作の状況と比べ低貸玉パチンコのシェアが増えたなか、今作も20万台以上が市場に出る大型ヒット機となった。追加受注に関しては、ホールのグランドオープン等を除けばそれほど無いと考えている。CRヱヴァの計画上振れの要因としては、1点目は販売計画が保守的だったこと、2点目はMAXタイプへの疲労感があるパチンコ市場の中で、スペック・演出ともに全体的なバランスの良いミドルタイプを提供することが出来たこと、と考えられる。
A4:販売台数に関するコメントは差し控える。現在、京楽産業.株式会社との提携タイトルに関しては、市場ニーズ、スペック、演出等について、日々研究とディスカッションを行っている。他の遊技機の物真似や二番煎じではなく、次世代の商品をマーケットに投入しなければならないと考えている。
A5:現在は詳細についてお答えできないが、すでに着手しているタイトルがある。パチスロのラインについては、パチンコと同様に増やす意向だ。ビスティラインを中心に開発の強化を行っていく。
A6:パチスロについては、4号機が主流の時代は、高い射幸性でなければ楽しめないユーザーが多かったが、5号機の現在は、それよりも一段低い射幸性でユーザーが楽しんでいる。ロデオの「新鬼武者」が高稼働であり良い例だ。現行の規則内でも十分に良い商品を提供できると認識している。
一方、パチンコについては、我々プロデュース側も含めた創る側に問題があるのではないかと考えている。射幸性に頼らなくても、面白いパチンコが創れるはずだ。そのため当社では企画・開発フェーズに、より一層の経営資源を投入していく。
A7:今期の後半のパチンコホール動向は、パチスロ設置比率を上げてくることが予想される。パチスロ機は、当面ラインナップが豊富であるため、設置比率の上昇は十分あり得るだろう。