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2013年3月期 決算説明会 当社説明(要旨)

2013年5月8日(水)11:00より、大手町ファーストスクエアカンファレンス(東京都千代田区)にて、2013年3月期 決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での当社説明(要旨)についてご案内いたします。


代表取締役社長 大屋
決算説明に先立ち、4月に副社長に就任した秋山より、就任のご挨拶を申し上げました。
『PS業界に携わり25年が経ちますが、引き続き学びの姿勢をもって臨んでいく所存です。今後とも、皆様のお役に立てるよう精進して参りますので、ご指導、ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。』




代表取締役社長 大屋

1. 2013年3月期 連結業績概況と通期業績見通し

総括

代表取締役社長 大屋

⇒席上配布資料 4ページ

2012年5月に発表した「成長するビジネスモデル』に基づき、コミックス、アニメーション、映画/テレビ、マーチャンダイジングにおけるシームレスな循環型ビジネス展開を推進している。

当社グループが取得・創出したIPの価値最大化に向け、コミックスからの映像化が進んでいる。ソーシャル・ゲームやパチンコ・パチスロなど、マーチャンダイジングへの展開も同様。引き続き、このビジネスモデルを力強く推進していく所存だ。

大きな収益を担うパチンコ・パチスロのトピックスとして、新ブランド「オッケー」の販売を開始した。

2013年3月期 連結業績  連結B/S  連結C/F

⇒席上配布資料 5 - 7ページ

2013年3月期の連結業績について説明する。

パチンコ遊技機販売は約10万台。大型シリーズの端境期となり、前期比約13万台の減少となった。
パチスロ遊技機販売は約23万台。前期比約5万台の増加となり、過去最高の販売台数となった。

IPを主軸とするビジネス展開を推進する中で、投資を行いながらも収益を出せる事業構造へ変わってきたと実感している。

なお、循環型ビジネスモデルとの整合性を鑑みた事業の整理・見直しによる特損を計上している。

2013年3月期 連結B/Sについては、表の通りである。
売上債権、仕入債務についてはパチスロの販売によるものである。

2013年3月期 連結C/Fについても、表の通りである。
特筆すべき事項はない。

1株当たりの配当実績および配当予想

⇒席上配布資料 8ページ

2013年3月期の配当については、年間50円とし、配当性向35.1%となる予定だ。
2014年3月期は年間配当50円、配当性向26.3%を予定している。

2014年3月期 通期業績見通しと主な取り組み

⇒席上配布資料 9 - 10ページ

2014年3月期 通期業績見通しについては、表の通りである。

コミックス、アニメーション、映画/テレビの分野では、ヒーローを基軸としたコンテンツへの投資を継続し、創出したIPを積極的に映像化していく。

マーチャンダイジングの分野において、インタラクティブ・メディアの事業展開は、成長分野の研究を行い、最適な投資を進めていく。
コンシューマプロダクツの事業展開は、保有するIPの商品ラインナップの強化を進め、IPと連動した商品のギミック等の調査・研究を進める。
パチンコ・パチスロの事業展開では、商品ラインナップの拡充と営業体制の強化を図っていく。

以下に詳細を説明する。


2. 「成長するビジネスモデル」 Topics:主なIPの取り組み

成長するビジネスモデル

⇒席上配布資料 12 - 15ページ

「成長するビジネスモデル」に基づき、取り組みを推進する主なIPについて説明する。

◇コミックス『ULTRAMAN』 (13ページ)

国内で広く認知されているヒーローの新展開を描いた『ULTRAMAN』は、単行本の累計発行部数が43万部となっている。映像化などの企画も検討している。

◇テレビアニメ『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』 (14ページ)

『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』は、4月からテレビ放映を開始した。その他、ネット配信やコミカライズにより、IPの認知度向上、価値最大化に向けての取り組みを進めている。既にマーチャンダイジングの企画も推進中である。

◇アニメーション映画『ベルセルク』 (15ページ)

『ベルセルク』は映画3部作を公開した。文化庁メディア芸術祭やフランス・アヌシー国際映画祭など、国内外で高い評価を得ている。この映像を用い、次のメディア展開に向けた取り組みを推進中である。


3-1. <マーチャンダイジング分野>パチンコ・パチスロ

パチンコホール軒数と遊技機設置動向 、パチンコ・パチスロ稼動推移

⇒席上配布資料 17ページ

2012年は前年に引き続き、ホール軒数が減少、市場全体の総設置台数は横ばいとなった。
総設置台数 458万台のうち、パチスロが148万台から155万台へと増加した。

パチンコの稼動については、2013年3月期の1台当たり平均稼動が約21,000個/台・日となり、緩やかに減少している。
広告規制や一物一価の厳格化などを背景に、繁忙期の稼動が伸び悩む傾向にある。
ライトユーザーや新規ファンの獲得が課題である。

パチスロの稼動については、2013年3月期の1台当たりの平均稼動は微減したように見えるが、これは設置台数が拡大したことによる分散化とも言え、総設置台数を掛け合わせた総稼動は、3年連続の増加傾向と見ている。

遊技機販売市場 、 1タイトル当たり販売台数の推移

⇒席上配布資料 18 - 19ページ

パチンコは、1タイトル当たりの販売台数が減少傾向にあり、
パチスロは、1タイトル当たりの販売台数が増加傾向にある。

当社はパチンコ・パチスロともに、1タイトル当たり販売台数実績で市場平均を上回っており、今後も商品のクオリティを高めるよう注力する。

2013年3月期 遊技機販売実績

⇒席上配布資料 20ページ

当社の2013年3月期 遊技機販売実績は、表の通りである。

パチンコは大型シリーズの端境期により、販売台数が減少した。
パチスロは複数の有力タイトルを投入したことで、販売台数が過去最高となった。

PS営業体制の拡充

⇒席上配布資料 21ページ

2014年3月期、PS営業体制の拡充について説明する。

営業拠点の増設と人員の増強により、ホールへのアクセス時間短縮と1人当たりの担当ホール数の減少を図っていく。ホールの立場に立ち、サービス品質の向上に努めていく。

専務取締役 繁松

3-2.《マーチャンダイジング分野》インタラクティブメディア

総括

専務取締役 繁松

⇒席上配布資料 23ページ

循環型ビジネスモデルにおいて、PS以外のマーチャンダイジング分野を成長させるため、インタラクティブ・メディア、コンシューマプロダクツの2部門を設置した。

インタラクティブ・メディアについては、ゲームに限らずコミュニケーション・プラットフォームの調査・研究を進めるとともに、成長分野の見極めと投資を検討している。

コンシューマプロダクツについては、IPの価値を高めるギミック等を調査・研究し、保有するIPのラインナップに合わせ、商品バリエーションや流通経路の拡大を進めている。

2013年3月期の主な商品・サービス

⇒席上配布資料 24ページ

2013年3月期は、表の通り、IPを活用した商品・サービスを多様なメディアへ展開した。

なかでも、ソーシャル・ゲームの事業展開では、国内有数のIPを活用したタイトルをはじめ、多くのタイトルを投入してきた。
コンシューマプロダクツでは、IPを活用したカフェ&ショップを展開し、収益力の向上に努めている。

ソーシャル・ゲーム市場 、 今後の方針

⇒席上配布資料 25 - 26ページ

今後の方針について、これまでの取り組みと大きな変更はない。

一例として、ヒーローズを中心とした当社グループのオリジナルIPを映像化し、マーチャンダイジング展開が見えてきたタイトルが出てきている。今後、当社グループが保有するIPの価値を高め、循環型ビジネスモデルを飛躍させていく。

ソーシャル・ゲーム市場の急激な成長から緩やかな成長への変化を鑑み、インタラクティブ・メディアの事業展開では、コミュニケーション・プラットフォームの調査・研究を継続し、成長分野の見極めを行いつつ、投資を拡大していく。

トピックス:円谷プロダクション

⇒席上配布資料 27ページ

円谷プロダクションは、7月にテレビ新シリーズ『ウルトラマンギンガ』を放映する予定だ。

ヒーローズを通じて創出した等身大の『ULTRAMAN』や円谷プロが保有する数々の著名タイトルの再生など、複数のプロジェクトが進行している。

マーチャンダイジング分野の今後の展望

⇒席上配布資料 28ページ

当社グループが取得・創出・育成するIPの拡大に伴い、マーチャンダイジング分野でも展開先となるメディアやプラットフォームのバリエーションを拡大し、IPのさらなる価値向上を図る。

マーチャンダイジング分野で大きく価値を向上させたIPをシリーズ化し、IP価値のスパイラルアップというサイクルを創り出していく。

以上