2014年2月5日(水)11:30より、大手町ファーストスクエアカンファレンス(東京都 千代田区)にて、2014年3月期 第3四半期決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での当社説明(要旨)についてご案内いたします。
1. 2014年3月期 第3四半期(当第3四半期) 連結業績概要
⇒席上配布資料 3ページ
当第3四半期の連結P/Lは、売上高542億円、営業利益20億円、当期純利益12億円となった。
前年同期と比較すると営業利益は+31億円。
業績変動の主因は、パチンコの販売台数が前年同期と比較して約60,000台増加したこと。また、連結子会社の(株)円谷プロダクションの収益が拡大したことである。
⇒席上配布資料 4ページ
パチンコは、総発売元として「CRヱヴァンゲリヲン8」(約75,000台販売)を含む4機種を投入し、総販売台数が約139,000台となった。
パチスロは、総発売元として3機種投入し、総販売台数が約92,000台となった。
⇒席上配布資料 5ページ
連結B/Sは、表の通りである。
特筆すべき事項はない。
⇒席上配布資料 6ページ
連結キャッシュ・フローは、表の通りである。
特筆すべき事項はない。
2. 主なIPの取り組み
⇒席上配布資料 8ページ
IPの展開例は表の通りである。
以前は「ヱヴァンゲリヲン」のように、取得したIPを主にパチンコ・パチスロの分野に展開していた。
現在は「ヒーローズIP」、「マジェスティックプリンス」、「ウルトラマン」シリーズのように、多様な分野で相互にファンを獲得しながら、IPの価値向上を図っている。
IPの収益については、現状、先行投資の段階にあり、インタラクティブ・メディア、コンシューマプロダクツ、パチンコ・パチスロの分野に展開することで刈り取りのフェーズに入ると考えている。
3-1. <マーチャンダイジング分野>パチンコ・パチスロ事業
⇒席上配布資料 10ページ
パチンコ市場の販売台数、販売タイトル数の推移は表の通りである。
2013年は前年と比較して販売台数、販売タイトル数とも減少している。購買の傾向としては、初期導入は抑えつつ、導入後に評価の高い遊技機を追加発注するというケースが出てきている。
⇒席上配布資料 11ページ
パチスロ市場の販売台数、販売タイトル数の推移は表の通りである。
2013年の販売台数は前年横ばい、販売タイトル数は前年と比較して増加した。パチスロ市場が堅調に推移する中で、多数のメーカーが遊技機を投入したことが表れている。
パチンコの平均稼働は、2009年から下降傾向となっていたが、直近では高稼働を維持している遊技機もあり、下げ止まりを見せている。今後はこの水準で推移すると見ている。
パチスロの平均稼働は、2009年から上昇傾向となっている。今後は10,000枚(1日1台当たりの稼働)前後で推移すると見ている。
パチンコの台粗利平均は、稼働の低下に伴い減少している。
パチスロの台粗利平均は、稼働の上昇に伴い増加してきたが、現状、若干の減少が見られる。
なお、年末年始の平均稼働・台粗利平均は、パチンコ・パチスロとも前年並となった。
⇒席上配布資料 12ページ
パチンコのスペック別設置シェアの傾向は表の通りである。
パチンコを楽しむ層が好む「ミドルハイタイプ」や「ミドルロータイプ」のシェアが縮小し、射幸性の高い「MAXタイプ」や、大当り確率1/100程度の「甘デジタイプ」のシェアが拡大している。
当社では、引き続き、射幸性に頼らないパチンコファンに楽しんで頂けるエンタテインメント性の高い遊技機の企画開発・提供に注力していく。
⇒席上配布資料 13ページ
パチスロのスペック別設置シェアの傾向は表の通りである。
「ノーマルタイプ(ボーナスのみ)」と、「ARTタイプ(小役アシストとリプレイタイム)」が2分する構図から、直近は射幸性の高い「ATタイプ(小役アシストのみ)」がシェアを拡大している。
当社では、こうした中、遊び易いノーマルタイプの「ヱヴァンゲリヲン~決意の刻~」を2月に投入する。導入後に稼働促進を図り、追加受注につながるよう努めていく。
⇒席上配布資料 14ページ
第4四半期に総発売元として販売するパチンコ・パチスロのラインアップは資料の通りである。
現在、3月導入予定の「モンスターハンター」及び「新鬼武者」の営業活動を行っており、展示会でも高い評価を頂いている。
(ご参考) プレスリリース
「パチスロ モンスターハンター~月下雷鳴~」
「ぱちんこ 新鬼武者」
3-2. <マーチャンダイジング分野>インタラクティブ・メディア事業
⇒席上配布資料 16,17ページ
2014年3月期の主な新作ゲームタイトル数は、今後の市場環境を見据え、タイトルの選択と集中を進めた結果、8本となる見込みである。
⇒席上配布資料 18ページ
2013年12月時点の主なソーシャル・ゲーム数は、「AKB48ステージファイター」などの当期継続タイトルを含め、9タイトルとなっている。
なお、第4四半期は3タイトルの投入を予定しており、1月には(株)ディー・エヌ・エーと共同開発し・共同運営を行うソーシャル・ゲーム「蒼天航路―軍略伝―」を配信した。
(ご参考)プレスリリース
ソーシャル・ゲーム「蒼天航路―軍略伝―」
⇒席上配布資料 19ページ
コンシューマプロダクツの主な展開は表の通りである。
現状、利益貢献度は高くないが、将来的にはパチンコ・パチスロ、インタラクティブ・メディアなどとの連動も含め、IPの収益拡大を図っていく。
⇒席上配布資料 20ページ
2010年4月に、「ウルトラマン」シリーズを保有する(株)円谷プロダクションを当社グループに迎え入れ、経営改善諸施策や円谷ユニバースの活性化・新生に向けた取り組みを進め、2013年12月末時点で債務超過を解消している。今後は、引き続き(株)バンダイと連動した展開を進めるとともに、東南アジアを中心とした海外展開も考えている。
⇒席上配布資料 21ページ
IPの相関図は図の通りである。図の赤い下線は、当期の取り組みを示している。
ヒーローズIPは、実写を含めた映像化プロジェクトが複数進行しており、将来的にこれらをマーチャンダイジングの各分野で展開していく。
以上