2014年5月7日(水)11:30より、丸ビルホール(東京都 千代田区)にて、事業戦略説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での当社説明(要旨)についてご案内いたします。
⇒席上配布資料 2 - 4ページ
当社は、遊技機メーカーとの事業提携を推進し、顧客創造に資する遊技機を世に送り出してきた。それは過去も今も、そして未来も変わらない。
サミー及びロデオからの事業提携の歴史をたどってみても、新たなセカンドブランドであった。その中で、提携メーカーと相互に協力し、ファーストブランドと競合しない独自の方向性や商品性などを企画開発し、当社の販売力を最大限活用することで、ともに大きな成長を遂げてきた。
現在、提携メーカーは、パチンコがビスティ、オッケーの2社、パチスロがロデオ、ビスティ、エンターライズ、ミズホの4社となっているが、3年後にはディ・ライトや七匠など新たなパートナーを加え、パチンコが5社、パチスロが6社となる。
なお、パートナー各社との事業提携の状況については、以下の通りである。
⇒席上配布資料 5 - 22ページ
各ブランドの3ヵ年のラインアップについては、表の通りである。
2015年3月期は11機種(+1機種)、2016年3月期は20機種(+1機種)、2017年3月期は25機種となっている。
なお、ロデオは、前期より期ずれした1機種のみを2015年3月期の商品ラインアップに含め、それ以外は協議中のため括弧内に表記している。
販売目標は未定だが、パチスロ・パチンコともに平均3万台程度販売できる商品に仕上げ、世の中に提供していきたいと考えている。 その基本理念は、パートナーとともに新しい顧客を創造できる遊技機を創出することである。
1980年に登場したSANKYOのパチンコ『フィーバー』、1985年に登場したユニバーサルエンターテインメントのパチスロ『クランキーコンドル』、2000年以降、当社が中心となって展開してきた版権を活用したパチンコ・パチスロなどのように、新しいファンを生み出す商品を念頭に置きながら、引き続きパートナー企業とともに事業戦略を構築し、市場創造を図っていく。
なお、将来的に20機種以上を販売するためには、現行の営業体制では難しいと考えている。
このため、2015年3月期から2016年3月期にかけて営業拠点の拡大や営業社員の増員を図っていく。
⇒席上配布資料 23 - 26ページ
『ウルトラマン』シリーズは、キッズから定年を迎えられた方々も含めたグランド・ジェネレーションまで長く愛されており、イベントやCMタイアップなどをはじめ、様々な形でコンテンツが活性化してきている。
円谷プロダクションの歴史を振り返ると、1963年の設立当時は昭和のウルトラマンが非常に大きな反響を呼び、収益も上がっていたが、その後は利益と製作費が均衡する状況になった。
平成に入り、ウルトラマンティガやウルトラマンコスモスなどの新作を投入するが、制作費が利益を上回り、結果、財務体質が弱くなった。
その後、TYOグループの傘下になり、財務リストラなどにより財務状況が若干改善したものの、すべての債務を返済できるような状況ではなかった。
こうした中、2010年に当社グループに迎え入れ、2014年3月期には債務超過を解消した。
今後については、国内においてバンダイと協力してキッズ向けの新シリーズを展開し、ライセンス収入の拡大を目指していく。また、海外においては、アジアを中心にウルトラマン及び関連したビジネスを広げていく。北米や欧州では引き合いが増えているが、訴訟などを考慮したライセンスビジネスと広告ビジネスを進めていく。
⇒席上配布資料 27 - 30ページ
創出IPのクロスメディア展開について、説明する。
2012年5月に発表した『成長するビジネスモデル』に基づき、各分野が連携してIPの育成・事業化を進めている。
例えば、『マジェスティックプリンス』では、コミックスと連動したテレビアニメを放送し、その後、ソーシャル・ゲームやグッズ展開を進めている。将来的には、パチンコ・パチスロへの展開も視野に入れ、タイアップを進めていきたい。
また、上記に限らず、共同原作や2次著作権を保有すべく、多メディアのパートナーとともに、映像分野も含めた諸施策を進めている。
今後は、ビジネスモデルの基軸となるIPが増えることで、収益の底上げに繋がると考えている。
以上