2014年11月4日(火)11:30より、大手町ファーストスクエアカンファレンス(東京都 千代田区)にて、2015年3月期 第2四半期決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での当社説明(要旨)についてご案内いたします。
2015年3月期 第2四半期累計期間(当第2四半期) 総括
⇒席上配布資料 2ページ
当第2四半期の売上高は203億円、営業損失は40億円となった。
遊技機販売は、パチンコの販売台数が前年同期と比較して3.6万台減の7.3万台、パチスロの販売台数が前年同期と比較して3.3万台減の2.8万台となった。
パチンコにおいて、前期は第2四半期に「CRヱヴァンゲリヲン8」を販売しているが、当期は第3四半期に「CRヱヴァンゲリヲン9」を販売する予定である。また、パチスロにおいて、「サラリーマン金太郎」の販売スケジュールを上半期から下半期に変更している。
なお、パチスロの下半期の商品ラインアップは、「サラリーマン金太郎」を含めた型式試験適合済みタイトル2機種、型式試験中のタイトル1機種、11月30日までに型式試験申請を行うタイトル2機種、またその他にも2機種程度の販売を検討している。
今後のIP戦略は、どの程度メディアに展開しているのかということを時系列でご説明すべく、IP総数およびメディアへの展開数を開示していきたいと考えている。
なお、当期はIP総数144本のうち、75メディアでの展開を予定している。
1. 2015年3月期 第2四半期 連結業績概要
⇒席上配布資料 4ページ
当第2四半期の連結P/Lは、売上高203億円、営業損失40億円、当期純損失25億円となった。
遊技機販売は、個別タイトルの販売台数が計画通り若しくは計画を上回り推移した。なお、パチスロ1機種を上半期から下半期のラインアップに変更した。
通期計画に対する進捗は順調と考えている。
⇒席上配布資料 5ページ
連結B/Sは表の通りである。
特筆すべき事項はない。
⇒席上配布資料 6ページ
連結キャッシュ・フローは表の通りである。
特筆すべき事項はない。
2. IPの開発状況について
⇒席上配布資料 8ページ
当第2四半期のIPの開発状況は表の通りである。
ヒーローズIPや円谷IP等を総称して自社IPと記載しており、現在、自社IP51本のうち18本の映像化が進んでいる。
⇒席上配布資料 9ページ
月刊ヒーローズで連載中の『ソードガイ 装刀凱』の映像化を、当社と(株)DLEで進めている。現在、テレビをはじめ、複数メディアよりオファーを頂いており、今後、より多くのパートナーと協力して、多メディア展開を進めていきたい。
⇒席上配布資料 10ページ
米国ソニーピクチャーズと協働で企画・プロデュースした『アップルシードアルファ』は、全米での映像公開に次いで、10月に東京国際映画祭でのプレミア上映を行った。2015年1月には国内での劇場公開を予定している。
(ご参考)パチンコ・パチスロ分野について
⇒席上配布資料 12ページ
パチスロ販売市場は、販売台数、販売タイトル数ともに前年同期と比較して大きな変化はない。
下半期は、型式試験方法の変更に伴い、販売台数、販売タイトル数ともに前年同期を下回る可能性がある。
⇒席上配布資料 13ページ
パチスロ設置状況は、2013年以降、AT機の設置割合が急激に拡大してきた。しかし、AT機は稼働や粗利を牽引するまでには至っていない。
今後、型式試験方法の変更に伴い、ノーマル機やART機の割合が高まり、ファンの裾野を拡大する機会も生まれると考えている。
⇒席上配布資料 14ページ
パチンコ販売市場は、販売台数が前年同期並み、販売タイトル数が前々年同期並みとなっている。下半期は、販売台数、販売タイトル数ともに前期水準で推移すると考えており、年間の販売台数は前期と同等になると見ている。
⇒席上配布資料 15ページ
パチンコ設置状況は、MAX及び甘デジタイプが設置割合を増やしており、ミドルタイプが設置割合を減らしてきている。
現在、稼働や粗利は一定水準で推移しているが、稼働や粗利の上昇には、ミドルタイプの設置割合を増やし、ライトユーザーの囲い込みを進めることが重要と考えている。
⇒席上配布資料 16ページ
パチスロは、現在、「サラリーマン金太郎」の営業活動を行っている。下半期は、この他に複数機種の販売を予定している。
パチンコは、「CR ayumi hamasaki 2」を10月に導入しており、現在、「CRヱヴァンゲリヲン9」の営業活動を行っている。この他に、大型のタイトル1機種の販売を予定している。
3.循環型ビジネスモデルの原理
⇒席上配布資料 18ページ
当社は、コミックス、アニメーション、映像/ライブメディア、インタラクティブメディア、コンシューマプロダクツ、パチンコ・パチスロと様々なメディアでIPを展開し、収益を得ている。
個々のメディアでビジネスを行うのではなく、IPを基軸に、包括的にビジネスを展開することでIPの価値最大化、企業価値の向上を図っている。
⇒席上配布資料 席上配布資料19ページ
現在、自社IP、協業IP、他社IP の総数が144本となっており、2015年3月期は75メディアでの展開を予定している。
2015年3月期、2016年3月期に映像化及びマーチャンダイジング化されるIPが多く、大きなビジネスを見込んでいる。
⇒席上配布資料 席上配布資料20ページ
自社IPのマーチャンダイジング展開として、ウルトラマンシリーズでは、国内はもとより海外にも展開を進めている。北米・欧州・アジア地域において、新作やオリジナルでの映像化や商品化の引き合いがある。また、自社IPを活用したソーシャルゲームの『ことこと‐ラセツとコトダマの国‐』は、9月に配信し、10月末時点で60万ダウンロードを超えている。
協業IP及び他社IPのマーチャンダイジング展開として、AKB48については引き続きゲーム、グッズの展開を行う。また、漫画を原作としたソーシャルゲーム『フリージングヴァイブレーション(仮)』を、GREE(株)と共同開発しており、今冬に配信を予定している。
⇒席上配布資料 21ページ
前述のとおり10月末時点で60万ダウンロード超と、メジャーゲームと比較し遜色ない初速を見せている。現在課題となっている収益化の仕組みを強化し、収益化を図る。
(ご参考) パチスロ型式試験方法の変更等に関する補足
⇒席上配布資料 23ページ
パチンコ業界に関わる法律および規則等は資料の通りである。
遊技機の性能等は、国家公安委員会規則である「遊技機規則」の「遊技機の検定及び型式試験に関する規則」によって定められており、試験機関である一般財団法人保安通信協会が型式試験を実施している。今般、9月16日以降に申請されるパチスロ遊技機に対し、型式試験の方法が変更された。
⇒席上配布資料 席上配布資料24ページ
パチスロ遊技機の型式試験には、短時間、中時間、 長時間の3種類があり、長時間における出玉率について55%の下限を厳守するよう試験方法が変更された。
今後は、出玉性能が横並びになる中で、演出やゲーム性等のエンタテインメント性が商品力を左右していくと考えている。
⇒席上配布資料 席上配布資料25ページ
なお、新試験以前に申請した機械についても試験が厳格化されており、9月の保通協型式試験の適合率は6.5%となっている。
以上