2018年2月8日(木)11:30より、E-スペースタワー(東京都 渋谷区)にて、2018年3月期 第3四半期決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での主な質疑応答(要旨)についてご案内いたします。
<クロスメディア事業プラットフォーム(以下「PF」)>
A1:まずゲーム事業全体としては、これまでライセンスアウトもしくは当社である程度企画を進め開発を委託し運営する形で取り組んでいた。今後は基本的にパブリッシャーやメーカーと共同投資、共同事業という形で進めていく方針である。
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』についても、パートナーは未定であるが大手ゲームメーカーとの共同開発を検討しており、その過程でゲームエンジンや仕組みの考え方等の新たなノウハウを蓄積していきたいと考えている。
A2:スマホゲームの現状は、ヒットすれば収益性は高いがヒットの確率も極めて低い。また、運営コストが継続して必要になるという点からも事業リスクが非常に高いと考えている。このため、今後もタイトル等を慎重に検討しつつ、リリースしていく方針である。なお、家庭用ゲームは、当社の立ち位置から現状タイトルを発表する予定はない。
自社開発については、基本的には社内に企画、プロデュース、パブリッシングセールスに関する人材を置き、開発に関する人材は外部へ委託、もしくは共同事業という形で進めていく方針である。
A3:当社ゲーム事業では、ゲーム開発に入る前段階で特許に抵触することはないか等の確認を常に行っている。
このため、現時点で提訴されたり、クレームを頂戴するような事案は発生していない。
A4:当社は各事業の収益等を月次で管理しており、現時点で第4四半期にクロスメディア事業PFで減損が発生する可能性はないと認識している。
なお、パチンコ・パチスロ事業PFは、開発した遊技機とマーケットにギャップがあるものについて、監査法人も含めて減損の可能性を検証しており、リスクはある。
A5:IP投資には、パチンコ・パチスロ化権の取得、ゲーム化権の取得、原作開発等、様々なパターンがあり、事案毎に投資額が大きく異なる。とくに、パチンコ・パチスロ化権に関しては投資額やリターンも大きく、当然絶対額も大きくなる。このため、年間の投資絶対額は設けていないが、直近数年間の投資額については、改めてご説明させて頂く。
なお、今後は映像開発から投資し、そのリターンを確保しつつ、パチンコ・パチスロも含めた商品化権窓口を取得するような効率的な運営を目指していく。
<パチンコ・パチスロ事業PF>
A6:パチンコホールが6号機に過度に期待し、5.9号機の購入を控えるということも想定できる。しかし、当社は6号機が適合し、市場に受け入れられる遊技機が出てくるまでに1年はかかると見ており、こうした状況をパチンコホールに対しても十分な時間をかけて説明を行い、ご理解頂くよう努めている。加えて、5.9号機を多数保有している強みを活かし、パチンコホールにあった島構成等の提案も進めていく。
また、前述の買い控えも想定し、比較的ニーズが高まると予測されるパチンコのラインアップ強化も進めており、今期販売予定の一部パチンコを戦略的に来期に変更する等の施策も行っている。
A7:ご指摘の通り、パチスロ6号機は1,600ゲームに出玉上限下限が定められており、中長時間での出玉性能は5.9号機と比較して低下すると見ている。一方、内規の変更により、短時間での出玉感やゲーム性に広がりが出ると見ている。但し、そこに活路を見出し、開発者がその仕組みに慣れ、評価を得られる遊技機が提供できるまでには一定の時間が必要となると考えている。
A8:6号機の型式試験も始まっていない状況であり、現時点でそうした機械が現実的に可能かどうかについては回答を控えさせて頂く。
以上