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2012年3月期 第1四半期決算説明会 当社説明(要旨)

2011年8月4日(木)17:30より、フィールズ本社(東京都渋谷区)にて、2012年3月期 第1四半期決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での当社説明(要旨)についてご案内いたします。

代表取締役社長 大屋

挨拶

代表取締役社長 大屋

本日はご多忙のところ、弊社第1四半期決算説明会にお越しいただき感謝申し上げる。
私より第1四半期実績、通期見通し、パチンコ・パチスロ事業関連を説明し、専務の繁松からグループ事業について説明する。




2012年3月期 第1四半期 連結P/L実績

⇒席上配布資料 3ページ
まずは、この結果は期初計画通り。当第1四半期は、前第1四半期と比較して売上高が減少した。
これは、前第1四半期は、パチスロ遊技機の販売が好調だったことによる。当第1四半期は「SAMURAI 7」1機種投入と「モバスロ ヱヴァンゲリヲン~真実の翼~」の当期計上分が主なものであった。
また、第2四半期の「CR hamasaki ayumi 浜崎あゆみ物語-序章-」「旋風の用心棒」は、計画を上回り推移している。グループ各社も、概ね計画通りに進捗している。
通期見通しについては、下半期重視型の計画であるので変更していない。

2012年3月期 第1四半期 遊技機販売実績

⇒席上配布資料 4ページ
パチンコ遊技機販売は、前第1四半期の6.4万台に対して当第1四半期が0.7万台。
パチスロ遊技機販売は、前第1四半期の4.0万台に対して当第1四半期が3.6万台。
内容は、パチンコ遊技機は新機種発売無し、パチスロ遊技機は「モバスロ ヱヴァンゲリヲン~真実の翼~」が当期2.2万台販売(累計7.8万台)、「SAMURAI 7」が1.2万台販売であった。
なお、販売スケジュールは予定通り進捗している。

ご参考: 東日本大震災に関する新聞報道

7月20日付朝日新聞において、被災地である岩手県大船渡市のパチンコホールがお客様で溢れている様子が報道されている。パチンコホールが、避難所や仮設住宅で暮らす人々の心の息抜きの場所として、地域コミュニティーとして機能している様子が紹介されている。

ご参考: パチンコ・パチスロ稼動及び粗利推移(当社調べ)

パチンコの稼働状況は、2011年3月頃まで低調ではあったが、各メーカーからライトミドルやミドルタイプの投入が進んだ結果、従来のMAXタイプから初期投資が低く稼動重視のミドルタイプに注目が集まり、稼動が改善している。当社が販売している「CR hamasaki ayumi 浜崎あゆみ物語-序章-」はミドルスペックであり、パチンコホールからの需要が高く、台粗利はミドルスペックながらも確保できている。今後は稼動重視型であるミドルスペック機販売が伸びていくものと考えられる。
パチスロの稼動状況は、ARTタイプを中心にゲーム性やインターフェースが発展して遊びやすさも向上した結果、稼動と売上ともに回復基調が鮮明になっている。

ご参考: 2月~7月の前年同期ホール稼動比較

直近6ヶ月のホール稼働状況を前年同期と比較した。
パチンコは、東日本大震災の直後は大幅に前年割れしたが、4月に回復に転じ、5月のゴールデンウェークで前年同水準、その後は前年同水準もしくは上回り推移している。
パチスロは、東日本大震災直後を除いて前年比を上回り、現状は若干前年を上回る。
パチンコ・パチスロとも、7月以降の輪番休業を踏まえても稼動は悪くはないと考えられる。

ご参考: ホール輪番休業の影響(当社調べ)

パチンコホールの自主的な節電協力として、7月から東京電力管内で月3回の休業日、東北電力管内で月2回の休業日を設けるという「輪番休業」が始まった。
パチンコの月平均稼動は6月が約20,300個/月で、7月は前月比7%増の約21,800個/月となった。パチスロの月平均稼動は、7月は前月比3%増の10,400枚/月となった。
これは、輪番休業の店舗に通っていたファンは、他の店舗に移動して遊技していると推測され、全体ファン数は減少することなく推移しているものと考えられる。

ご参考: パチンコ・パチスロ新機種の発売状況(当社調べ)

4月~5月では、一部地域で新台入替の自粛があった。
パチンコ遊技機市場は、2010年4~7月の77機種に対し、2011年4~7月は13機種減の64機種、販売台数は約20%減少した。
パチスロ機遊技機市場は、このような状況下でも増加し、2010年4~7月の36機種に対し、2011年4~7月は3機種増の39機種、販売台数は7%増加した。これはパチスロ機の需要が非常に旺盛であることを示している。
今後は、パチンコ・パチスロともこの水準から下がることは考えにくいため、市場販売台数は当初の見込みより強く推移するものと考えている。

2012年3月期 第1四半期 連結B/S(要約)

⇒席上配布資料 5ページ
流動資産の現預金は61億円増加し220億円となった。これは、3月から販売を開始した「モバスロ ヱヴァンゲリヲン~真実の翼~」の集金を当第1四半期に行ったためである。
流動負債の仕入債務は49億円減少して130億円となった。これは、同機種の仕入債務が減少したことによるものだ。また、社債の償還が一部あった。
純資産は11億円減少して458億円となった。これは主に、当第1四半期で期末配当の支払いがあったことによるものだ。

2012年3月期 第1四半期 連結C/F計算書(要約)

⇒席上配布資料 6ページ
営業活動によるキャッシュ・フローは、当第1四半期に「モバスロ ヱヴァンゲリヲン~真実の翼~」の集金があり、大幅なプラスになった。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年比較では減少しているが、これは前第1四半期で(株)円谷プロダクション、(株)デジタル・フロンティアを子会社化したためだ。
財務活動によるキャッシュ・フローは、期末配当金の支払いに伴い約10億円の支出となった。

2012年3月期 第1四半期 セグメント別状況

⇒席上配布資料 7ページ
セグメント別の営業利益は、全体としてPS・フィールドが減少した。
前第1四半期のPS・フィールドは、パチスロ機「新鬼武者」などの追加受注とパチンコ機「CRヱヴァンゲリヲン~始まりの福音~」の一部計上などがあり、営業利益は23億円であった。当第1四半期は、前上半期のようにヱヴァンゲリヲンシリーズのパチンコを販売しておらず、その利益インパクトが大きかった。
モバイル・フィールド、スポーツエンタテインメント・フィールド、その他・フィールドは、概ね期初の計画通り進捗しており、営業利益は数千万円の増減のため、全体に与えるインパクトは少ない。

専務取締役 繁松

2012年3月期 グループ事業 実質収益力

専務取締役 繁松

⇒席上配布資料 9ページ
グループ事業(主にエンタテインメント分野)は、業績面の大きな変動は無い。
その他・フィールドでの「のれんの償却額」68百万円と「グループ共有コンテンツ開発投資コスト」41百万円を考慮すると、グループ事業の実質収益力は+23百万円の黒字であった。


2012年3月期 グループ事業 総括

⇒席上配布資料 10ページ
当期は、グループ事業の実質収益は10億円を目標にしており、その目標を超えるべく活発に活動している。
モバイル・フィールドは、前期に「Pspace(Pスペース)」「ニコクーポン」などの新サービスを開始した。前年同期で比較すると利益が減少しているのは、その投資があったためだ。
スポーツエンタテインメント・フィールドは、経営改善が進み前期よりも業績が改善している。
その他・フィールドは、各社とも順調に推移している。(株)デジタル・フロンティアの売上計上は季節変動がある。(株)円谷プロダクションは期初計画と若干のずれはあるものの順調に推移している。
また、皆さんがよく知る大型IPのライツを使用した商品展開を今後進めていく計画である。この活動を加味し、実質収益10億円以上を目指していく。
(株)小学館クリエイティブと商品開発を進めている(株)ヒーローズは、2011年秋に月刊コミック誌の創刊を予定している。基本的に、大手コンビニエンスとパチンコホールの流通網を活用し全国に供給していく予定だ。そして、ヒーローズコンテンツは各企業の協賛をいただいて展開する。詳細は第2四半期決算説明会で説明する。 以上