2011年11月4日(金)9:30より、ベルサール神保町(東京都千代田区)にて、2012年3月期第2四半期決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での主な質疑応答(要旨)についてご案内いたします。
2011年11月4日
A1:部材調達は各提携メーカーに一任してあるため、弊社の立場で状況やリスクを説明することは難しいが、現在、弊社が直近に予定している大型タイトルで深刻な影響があるとは考えていない。また、この先に予定している大型タイトルについては、災害が進行中のため影響が無いと断言することは難しいが、反対に直接的な影響を想定しているわけでもない。
災害の鎮静化見通しについては、水が引くのに時間を要するという情報もあり、ロジスティック等のインフラ回復を継続的に見ていく必要があると考えている。
A2:月刊ヒーローズは、従来のコミック誌とは収益構造が全く異なる。広告協賛を主とする女性雑誌等に近い収益構造を形成している。ヒーローズにはスポンサードがあり、スポンサーにバックアップしていただくことで雑誌が出し続けられるスキームだ。さらに、単行本が出ることで高付加価値化していく。そして、弊社のビジネススキームに合わせ、パチンコ・パチスロを含めたIPの二次展開でさらに収益が上昇するビジネスモデルを形成している。なお、初年度の収支は広告費負担のためマイナスを予定しているが、次年度以降は各メディア展開によりプラスになると考えている。
A3:パチスロはゲーム性・エンタテインメント性が広がり、市場の好調に合わせて各メーカーの切磋琢磨も続くものと考えられる。よって、本年の市場販売台数より増加する可能性があると見ている。
パチンコについては、ミドルロー及びライトミドルの販売シェアが拡大する一方、マックスタイプもある程度は導入されているため、市場動向は読みにくいが、ホール稼動は底を過ぎたものと考えられ、ミドルスペックを軸とした導入や稼動の回復を背景に、販売台数は増加する可能性があると見ている。(※パチンコのスペック別区分について以下に記載)
A4:パチンコホールは稼動が低下するとキャッシュ・フローが悪化し、新台に予算を回すことが難しくなる。しかし、現在のパチンコ市場は底を脱しつつあり、前年を上回るような稼動推移を示している。弊社の来期は、強力なラインナップを揃えるとともに投入機種数を増やし、回復基調に入りつつあるパチンコの稼動に貢献していきたいと考えている。
A5:当期の見通しは、東日本大震災による電子部品の不足等を勘案し、下半期に大型タイトルを予定したため下半期偏重となった。
来期の販売スケジュールは、上半期・下半期とも均等かつ自信の持てるラインナップを予定している。
A6:パチンコ販売は手数料(代行店販売)のため、遊技機ごとに提携メーカーと協議するが、基本的には一定額という認識で構わない。特定の遊技機が突出してロイヤリティが高いというわけではない。
パチスロ販売は仕入販売(代理店販売)のため、販売単価と仕入額の差額が粗利となる。ブランドやタイトル等で粗利額は変動する。
A7:エンタテインメントは、「商品が市場を創る」という側面が強い。現在のミドルロー・ライトミドルの盛り上がりは、本年4月に導入された遊技機がきっかけとなっている。
現在、各メーカーから射幸性に頼らずゲーム性に重点を置いたパチンコ機が続々と登場し、市場に支持されている。マックスタイプ中心の昨年と比べ、現在は持玉で遊技し演出などのゲーム性をより楽しめるようになってきた。従って、ミドルロー・ライトミドルを中心としたトレンドは続くものと考えられ、今後も健全性の高いパチンコ機が求められていくと予測される。(※パチンコのスペック別区分について以下に記載)
※弊社におけるパチンコのスペック別区分(大当り確率の区分)
マックスタイプ:1/370~1/399、ミドルハイ:1/320~1/369、
ミドルロー:1/280~1/319、ライトミドル:1/150~1/279、甘デジ:1/149以上