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2017年3月期 第1四半期決算説明会 当社説明(要旨)

2016年8月1日(月)11:30より、大手町ファーストスクエアカンファレンス(東京都 千代田区)にて、2017年3月期 第1四半期決算説明会を開催いたしました。
本ページでは説明会での当社説明(要旨)についてご案内いたします。

代表取締役社長 繁松

1. 総括

代表取締役社長 繁松

⇒席上配布資料 2ページ
業績は、売上高152億円、経常損失32億円となっているが、計画通りである。
コスト削減は、来期、再来期に向けた見直しが順調に進んでいる。
また、グループ経営の効率化に向け、7月に(株)ネクスエンタテインメントの解散・清算を決定した。


2. 2017年3月期 第1四半期 連結業績概要

連結P/L

⇒席上配布資料 4ページ
2017年3月期 第1四半期の連結P/Lは表の通りである。
通期見通しは期初計画通りで、売上高1,150億円、経常利益20億円となっている。

主なパチンコ・パチスロのラインアップ

⇒席上配布資料 5ページ
現在、発表済みのラインアップは表の通りである。
第1四半期はパチンコ2機種、パチスロ3機種を販売し、3.6万台を計上した。
なお、第3四半期には検定機と性能が異なる可能性のあるパチンコ機の撤去・回収期限が控えており、今期の大きなトピックスの一つと考えている。それにあわせ、商品は下期に集中している。

連結B/S

⇒席上配布資料 6ページ
連結B/Sは表の通りである。
遊技機販売に伴い売上債権及び仕入債務が減少しているが、その他で特筆すべき事項はない。

連結キャッシュ・フロー

⇒席上配布資料 7ページ
連結キャッシュ・フローは表の通りである。
期初計画通りであり、想定の範疇を超えているものはない。


3. 現在の取り組み

2017年3月期の取り組み

⇒席上配布資料 9ページ
中長期的な戦略は、
(1)有力なIPを取得・創出すること、(2)IPの展開先を拡大し価値を最大化していくこと、(3)展開地域を拡大し、グローバル展開を推し進めていくことの3点である。
2017年3月期は、コミック、映像、ライブ、ゲーム、ライセンス分野でメジャー化が見込めるIPに投資を集中させ、国内外のパートナーと協力してグローバル展開を加速させている。
また、パチンコ・パチスロ分野は、引き続きIPを活用したゲーム性・エンタテインメント性豊かな遊技機の創出に向けた取り組みを継続している。

IP総数/展開メディア数

⇒席上配布資料 10ページ
IP総数/展開メディア数はグラフの通りである。
IP総数や展開のメディア数は増加を続けており、2018年3月期も順調に拡大すると考えている。

ビジネスプラットフォーム別の進捗

⇒席上配布資料 11ページ
ビジネスプラットフォーム別の進捗は表の通りである。
コミック分野は、月刊ヒーローズを通じてヒーローIPの拡充を進めている。併せて、拡大する海外の電子書籍プラットフォームに対しては、作品展開を加速させている。
映像分野は、SVOD事業者と協力し、グローバル展開を見据えた映像製作に注力している。現在は、「ウルトラマンシリーズ」「ベルセルク」「GANTZ:O」の展開が進捗している。
ライブエンタテインメント分野は、ウルトラマンを中心としたライブエンタテインメントショーを国内での積極展開はもとより東南アジアを中心とした海外での企画開発を進めている。
ゲーム分野は、収益性の改善が難しいタイトルはサービスを終了し、収益性が見込めるタイトルに経営資源を集中させている。
ライセンス分野は、新しいライセンスビジネスを確立すること、現在あるIPを国内外にライセンスアウトすることの両面から取り組んでいる。
パチンコ・パチスロ分野は、商品力の強化、流通としてのサービス拡充、ファン人口拡大施策を進めている。

コミック分野の取り組み

⇒席上配布資料 13ページ
月刊ヒーローズ掲載の「ULTRAMAN」は、7月に第8巻を刊行し、累計発行部数は220万部を突破した。現在はコミックの展開はもとより、映像化を含めたクロスメディア展開の準備を進めている。
また、「Infini-T Force」(タツノコプロ作品)や「アトム ザ・ビギニング」は、2017年の映像化が決定した。
電子書籍は、国内42の電子書店で配信しているが、3月より中国・チャイナモバイル、7月より中国・童石での配信も開始した。電子書籍にして配信地域を拡大することで、今までにない新たなファンが獲得できると考えている。

映像分野の取り組み

⇒席上配布資料 14ページ
「ベルセルク」は、7月よりテレビ放送を開始した。10月にはコーエーテクモゲームス社より「ベルセルク無双」が発売されるが、今後はベルセルク無双も含め、国内外でのクロスメディア展開を目指していく。
「GANTZ:O」は、10月より劇場公開を予定している。すでに、ベルセルク同様、クロスメディア展開の企画開発が進展している。

円谷プロダクションの取り組み

⇒席上配布資料 15ページ
ウルトラマンシリーズの最新作として、7月より「ウルトラマンオーブ」の放送を開始した。放送枠も土曜9時に変更しており、3~6歳のウルトラマンに対する認知や人気が大きく改善してきたと感じている。引き続き、パートナーと協力して展開強化を図っていきたい。なお、海外での映像配信はグローバルではクランチロール、中国ではアイチーイーなど4社が展開しており、ページビューも昨年を上回る推移となっている。
また、「ウルトラマンオーブ」以外にも、円谷プロダクションが保有するIPについて、SVOD事業者と映像化に関する契約を締結した。この他、ゲーム関係のコラボレーションも拡大しており、モンスターストライクなどのネイティブアプリへライセンスし、ウルトラマンの認知を上げる取り組みも実施している。

ゲーム/ライセンス分野の取り組み

⇒席上配布資料 16ページ
ゲーム分野では、ソーシャルゲーム「タワー オブ プリンセス」が累計150万DLとなった。7月22日からCMを展開しており、初週のインストールは20倍近くとなっている。「ソウル・オブ・セブンス」は累計50万DLとなっている。開発費の償却も年内に終わることもあり、収益性がさらに改善すると見ている。なお、インドの企業に対しライセンスアウトも決定した。
ライセンス分野では、コンセプチュアルブランド「A MAN of ULTRA」を展開しており、今般、日本ブランド・ライセンス大賞2016のグランプリを受賞した。今後は、国内はもとより海外への展開も進めていく。

専務取締役 PS事業統括本部長 吉田

パチンコ・パチスロ分野の取り組み(市場環境)

執行役員 PS事業統括本部長 吉田

⇒席上配布資料 17ページ
パチンコ市場は、12月末までに検定機と異なる可能性のある遊技機の撤去・回収を行う。これに該当する遊技機は7月末時点で約59万台となっている。
なお、新基準機については、稼働や粗利が設置シェアを大きく上回っており、市場から一定以上の評価を得ている。このため、販売状況は1~6月で前年同期比30%減の69万台(当社調べ)となっているが、新基準機がホールに貢献していることもあり、今後導入に対しては前向きな姿勢になると見ている。

パチスロ市場は、新基準機の稼働や粗利貢献が小さく、販売が伸び悩んでいる。これは、パチスロのゲーム性が奥深く、ユーザーに支持される遊技機開発には1年程度時間を要するためであり、今現在は、他メーカーも含めて商品力がユーザーニーズに追い付いてきたと感じている。
2017年9月には新たな基準(5.9号機)への移行が控えているが、当社では5.9号機への移行に向けても、提携メーカーとともに準備を進めている。

パチンコ・パチスロ分野の取り組み(今後の販売戦略)

⇒席上配布資料 18ページ
第2四半期及び、第3四半期の商品ラインアップは図の通りである。
第2四半期導入予定の「CR鉄拳2 闘神ver.」「デビル メイ クライ クロス」は、当社の期初計画を上回り推移している。また、第3四半期導入予定の「パチスロ ロード オブ ヴァーミリオン」は現在、営業活動を進めている。なお、12月末の撤去・回収に対しては、最適な時期に最良の商品を提供していく準備が整っている。


以上